PGシリーズ

NIKE PG4 デビュー

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ロサンゼルス・クリッパーズに所属するポール・ジョージの最新シグネチャーモデル「PG4」が先日リリースされました。

現役のNBAプレイヤーで、ナイキからシグネチャーモデルを出している数少ないスタープレイヤーの1人。

他の4人は

レブロン・ジェームス
カイリー・アービング
ケビン・デュラント
ヤニス・アデトクンボ

となり、MVPやチャンピオンリングを獲得しているエリートプレイヤーばかりです。

オフェンス・ディフェンスともにハイレベルなパフォーマンスを発揮するポール・ジョージ。

そんな彼の足元を支える新作シューズはどのような特徴をもっているのか。
簡単にまとめます。

デザイン

デザイナー

デザイナーは歴代PGシリーズでデザインしているTony Hardman(トニー・ハードマン)。

PGシリーズ以外では、「ZOOM LIVE」や「HYPERCHASE」などを担当したデザイナーとなり、ポール・ジョージの足元を長らく支えているシューズは、だいたいトニー・ハードマンのデザインと言っても過言ではなさそう。

Air Flight ’98ライクなジッパー

PGシリーズとしては、初めてジッパーが装着されました。

ジッパー+シュラウドという構造は、Air Flight ’98から着想しているそうです。

Pics: @SoleCollector

シュラウド+ジッパーは、パフォーマンス的にどうこうと言うよりも、デザインとしての役割だと思いますね。

PG本人も、ジッパー開けっ放しで着用しているし…

Pics:@ComplexSneakers

パフォーマンス

フルレングスナイキエア

今回大きな変更点は、こちら。

これまでのPGシリーズでは、前足部(フォア)に「ズームエア」を採用しておりましたが、PG4ではフルレングスの「ナイキエア」へ変更となっています。

エアストロベルシステム

フルレングスのナイキエアといっても、普通に配置されている訳ではありません。

KD12でも採用された「エアストロベルシステム」をPG 4にも流用。

エアバッグをアッパーに縫い付ける形となっており、エアバッグ自体がストロベルの代わりになるような仕組みになっています。

Pics:fastpass

インソールをめくると、すぐにエアバッグが見える。

足 → インソール → エアバッグ → ミッドソール

という順でパーツが配置されているので、足とエアバッグの間には、インソール1枚隔てるのみ。

余計な素材が介入する余地がないので、エアの反発をよりダイレクトに感じられるようになっていると思います。(まだ未試着…)

ミッドソールの素材はファイロンとなり、厚めに配備されたファイロンとフルレングスのナイキエアによって、ポール・ジョージの攻守にわたるスムースな動きをサポートしているはず。

ブーティー構造のアッパー

メッシュ構造のシュラウド下には、フルブーティーのアッパーがありますので、2層構造となります。

フルブーティーのアッパーは、タンの部分も一体型。

そのため、フィット感や安定感を得られるメリットがありそうです。

逆に言うと、フィット感を重視させたため、甲高の人は圧迫感を感じるかもしれないですね。

シューレスとサイドの補強パーツで足を固定させる形。

アウトソール

アウトソールのパターン(形状)は、PG3と似たような円状に。
多方向へのグリップ力とコントロール力を発揮してくれるようです。

EPだと基本的にXDRソールなので、耐久性にも優れていると思いますね。

※1stカラーはクリアソールを使用しているので、非XDR
※ゲータレードコラボモデルは、XDRソール

【XDRソール】
屋外(アスファルトなど)でも使用できるように、耐摩耗性に優れたアウトソール

余談になりますが、ナイキHPの商品説明文に

右ミッドソールに「NG 11/01/17」を、左ミッドソールに「OG 05/01/14」を配置

と書いてあります。
いや、書いてあるのはわかったけど、それは何の意味なの?と思いますよね…

Pics:fastpass

答えはfastpassさんに書いてあったのですが、ポール・ジョージの二人の娘の頭文字と誕生日のようです。

さすがfastpassさん。

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まとめ

Tony HardmanとPaul Georgeとで作り上げてきたPGシリーズも4作目。

「フォアフットズームエア」という今までの特徴を一旦やめて、「エアストロベルシステム」を採用するという意欲作となりました。

「エアストロベルシステム」によって、足の下に余計な素材を排除。これによってエアをダイレクトに感じられることと、軽量化にも貢献しているはず。

アッパーもメッシュを多用しているので、こちらも軽量化に貢献しているでしょう。

結果、フルレングスのエアバッグを搭載しているにも関わらす、前作「PG 3」とほとんど変わらない重量に仕上がっています。

無難な仕上がりを狙えば、これまで同様のフォアズームエアで作ったでしょう。
しかし、無難な商品ではなく、新しい取り組みにチャレンジした姿勢は素晴らしいと思いますね。
それでいて、価格は14,300円に抑えていますから、2重で素晴らしいです。

これまで「プレイステーション」や「NASA」などとコラボレーションをし、話題を作ってきたPGシリーズ。

早速、清涼飲料水の「ゲータレード」とのコラボレーションが予定されています。
他にも様々なコラボレーションを期待したい1足ですね。

(Pics:nike.com)