コービー4プロトロのサイズ感をレビュー
発売から時間が経過しており、新品で販売されているのも見かけなくなってしまいました。
載せるのが遅すぎた気もしますが、非常に評価が高いモデルでもありますので、コービー4 プロトロのサイズ感をレビューとして残しておこうかなと思います。
ご存知、レイカーズ一筋20年。
キャリアにて5度のNBA制覇を果たしたレジェンド「コービー・ブライアント」のシグネチャーモデルとなります。
2020年1月、不慮の事故により、娘のジジとともにこの世を去ってしまいました。
常にストイックな姿勢で物事へ取り組み、現役時代には朝4時からトレーニングに励んでいたことは有名ですよね。
「あの男ほどの努力家はいない」、コービー・ブライアントと関わったことのある人間は、みな口を揃えてそう言います。
もっと上達したい、もっと知りたいという無限の好奇心を大切にし、答えを見つけ出すための終わりなき冒険をマンバメンタリティと提唱。
コービーファンのみならず、多くの人間にインスパイアを与えた選手でした。
そんなコービーのバッシュの中でも、特に人気の高い1足。コービー4の現代アップデート版、コービー4 プロトロのサイズ感をレビューしたいと思います。
コービー 4 プロトロのスペック
コービー 4 オリジナルモデル
コービー 4誕生の背景
コービー4 プロトロ のベースとなるコービー4は、2010年に発売されました。
父もバスケ選手でしたので、幼少期をイタリアで過ごしたこともあります。そんな環境で育ったからこそ、サッカーも好きなコービー。
サッカーも好きなコービーだからこそ、生まれた着眼点は「サッカーのスパイク」。
サッカー選手も、バスケットボール選手と同じように走ったり、飛んだり、急激な方向転換をしている。けれども、サッカー選手はみなローカットのスパイクを履いている。バスケットボール選手のように、ミッドカットやハイカットのスパイクを履いている選手なんて一人もいない。
だったら、バスケットボール選手だってローカットのバッシュで問題ないのでは?
そう考えたコービーは、当時ハイカットが主流だったバスケットボールシューズにしては珍しく、コービー4ではローカットを希望しました。
デザイナーのエリック・アバーは、コービーのリクエストに応え、コービー4を作り上げていきました。
結果として、当時のバスケットボールシューズとして史上最軽量となったことに加え、ローカットながら優れたサポートを両立させるといった、これまでの常識を覆すバスケットボールシューズを作り上げることに成功しました。
コービー4を着用したコービーは、シャック抜きで初めての優勝を果たします。
これまでの3度の優勝は、シャックのおかげだと批判されたコービーでしたが、シャック抜きでも優勝をすることで実力を証明しました。
コービー4のクッション
コービー4では、ミッドソールにファイロン素材を使用し、フォアフットにルナライトフォーム。ヒールにズームエアが搭載されていました。
コービー4のオリジナルが発売されていた当時は、バスケから離れていたこともあり、オリジナルは履いたことないんですよね…。
ここでひと言、感想くらい言えれば良かったですが。
コービー4プロトロのクッション
現代アップデート版のプロトロでは、フォアのルナライトフォームが排除され、ファイロン素材のみとなったようですね。
フルレングスファイロン+ヒールズームエアという組み合わせとなっています。
コービー4プロトロの詳細をレビュー
UNDEFEATED “LAKERS”
今回紹介するコービー4 プロトロはサイズ違いで2足あります。
1足目は、ロサンゼルス発祥のスニーカーショップ「UNDEFEATED」とコラボしたモデル。
レイカーズ・スパーズ・サンズ・バックスの、4つのNBAチームのチームカラーモチーフにしたモデルが発売されました。
コービーモデルを履いているナイキアスリートたちをピックアップして、4チームが選ばれたようですね。
スパーズのデローザン、サンズのブッカー、バックスのアデトクンボなど、コービーモデルを履く若手エースたちが、ピックアップされた形になったみたいです。
タンのデザイン
UNDEFEATEDとのコラボモデルとなるので、左足のタンはUNDEFEATEDの5 STRIKEロゴに変更されています。
シューレースも特別仕様
シューレースの先には、「UNDEFEATED」の文字
ヒールのナンバリングは2つの背番号
通常のコービー4プロトロは両方とも24です。背番号24へ変更した後ですからね。
UNDEFEATEDコラボモデルは8/24に発売されたこともあり、ヒールは8と24のコービーの両背番号に変更されています。
ロサンゼルス市はコービーの功績を称え、2つの背番号を組み合わせた8月24日を”Kobe Bryant Day”に制定しているみたいです。
こういう粋なところが、アメリカっぽさある。
UNDEFEATEDの文字
ヒールのナンバリングの下には、メタリックの文字でUNDEFEATEDとプリントされています。
“Wizenard”
もう1足が通称“Wizenard”カラー。
引退したコービーが執筆した、チームスポーツのパワーと可能性、コーチが次世代のプレーヤーに与える影響をテーマとした小説『The Wizenard Series: Training Camp』をモチーフにしたカラーリング。
表紙の絵やストーリーをイメージしたカラフルなデザインとなります。
タンのデザイン
通常モデルは、両方ともKOBEのロゴ
ヒールカウンター
右側のヒールには、コービーのサインがプリント。
アウトソール
LAKERSカラーも同様ですが、アウトソールはオリジナルモデルと同じパターンみたいです。
コービー4プロトロの重さ
26.5cmのLAKERSモデルは、380gです。
400g切っているので、軽量な部類だと思いますね。
27cmのWizenardは367gです。27cmの方が軽くなってしまいましたが、UNDEFEATEDモデルは、パテントを使ってますからね。
重くなってしまうのは、仕方ないかと。
コービー 4 プロトロを試着
今回は2サイズでレビュー。
左足の “LAKERS”が26.5cm、右足の“Wizenard”が27cmとなります。
コービー プロトロは非EPモデル
日本国内で販売されているナイキのバッシュは、通常より幅広なEPモデルでの販売が多いですね。
しかし、コービーのプロトロは、「コービー1」「コービー4」「コービー5」とEPモデルの販売はありませんでした。
ここが、私のような幅広な足を持つ人間の辛いところ…。
ナイキのグローバルモデルのバッシュは、基本的に26.5cmをチョイスすることが多いです。なので、26.5cmベースにハーフサイズアップの27cmも含めて試着してみます。
試着にあたっては、ナイキのエリートソックスを着用しています。
26.5cmと27cmを比較して試着
うーん。やはり横幅はそれほど広くないですね。
26.5cmだと、つま先のゆとり具合はちょうど良いのですが、小指の付け根部分に圧迫感があります。
逆に、ハーフサイズ上げた27cmだと小指の圧迫感は和らぐのですが、つま先は少し余り過ぎに感じます…。
バスケで使用するなら、小指に少し圧迫感があるけれど、26.5cmで履きたいですね。27cmは、つま先が少し余りすぎかなと感じます。
タウンユースであれば、間違いなく27cmを選びますけどね。
まとめ
以上、コービー4プロトロのサイズレビューでした。
コービー4プロトロは、幅が狭め。
いつも通りのサイズでも履けないことはありませんが、小指あたりに圧迫感を感じます。ですので、正直フィットしているとは言いづらい感覚…。
ハーフサイズ上げれば圧迫感は無くなるかと思いますが、そうすると今度はつま先が少し余ってしまいます。
なので、コービー 4 プロトロは、私のような幅広な足を持つ方にはサイズ選びが難しいモデルですね。
自身の足が幅広だという認識があるのであれば、ハーフサイズ上げておくのが間違いないかもしれません。
コービー4プロトロは、NBA選手の着用が非常に多く、評判の高さがうかがえる1足。
10年前に生まれたバッシュですが、流石コービー。先見の明は、素晴らしいとしか言いようがないですね。
10年前の当時、誰もが避けたローカットのバッシュをいち早く取り入れたコービー4を境に、その後はローカットのバッシュが当たり前のように受け入れられ始めたと思います。
今では、ローカットのバッシュの方が多いんじゃないかと思うくらい着用するプレイヤーも増えました。
もちろん、ローカットを着用するプレイヤーが多くなった要因は、この10年でのバスケットボールの変化もあると思います。
よりゲームは高速化し、ビッグマンまで3ポイントをバシバシ決める時代となりましたからね。
それらを踏まえても、バッシュのスタンダードを大きく作り替えたエポックメイキングなバッシュだと思います。バッシュの教科書があったら、絶対載るでしょうね。笑
コービー4 プロトロは、お店で販売されていた時も早々に完売しておりましたし、現在では、メルカリなどのフリマアプリでも新品を見かけることが少なくなってしまいましたね。
コービー4 プロトロを所有されている方は、大事に履いて欲しいですね。
以上、コービー4 プロトロのサイズ感レビューでした。