Zoom BB NXTのサイズ感をレビュー
ナイキより新作のバスケットボールシューズ「Zoom BB NXT」が発売されました。
本来であれば、2020年7月には東京オリンピックが開催されており、各国代表のナイキ契約プレイヤーが着用するモデルだったかと思いますが…。
オリンピックにてお披露目のモデルということで、ナイキも力を入れていたでしょう。
新しいテクノロジーなどが大好きな私は、買わない訳はありませんので購入しました。
せっかく購入しましたので、サイズ感や簡単なスペックを紹介したいと思います。
Zoom BB NXTのコンセプト
ポジションレス時代のバスケットボールに適応
近年のNBAが顕著な例ですが、バスケットボールはポジションレスの時代に向かいつつあります。
ヒューストン・ロケッツは、201cmのPJタッカーをセンターとして起用するほど。
ディフェンス面ではミスマッチが生じてしまうことを理解していながらも、全員がオールスイッチで守れる機動力を生かした戦略を用いています。
先日のナゲッツの試合では、213cmの二コラ・ヨキッチがPGとして起用されたことも話題となりましたね。
ポジションレスの時代となったことで、どのプレイヤーもポイントガードを守る機会が出てきたり、速攻に参加する機会が増えました。
試合のペースが上がっていることもありますが、結果として試合における運動量が増え、より一層の疲労が蓄積されることとなります。
ましてや、NBAではシーズンを82試合も戦い、そのあとにプレイオフが開催されます。
常に疲労と隣り合わせであるプレイヤーの疲労を緩和させ、試合終盤でもフレッシュな脚力を発揮させること。
今回のZoom BB NXTは、そんなバックグラウンドを持って開発されたようです。
Zoom BB NXTをボックスから開封
ボックスデザイン
白い箱に大きくスウッシュがプリントされたシンプルなボックス。
Alphafly NEXT%と同じ箱かな?
新しいランニングシューズのAlphafly NEXT%あたりから、このairロゴを使い出していますよね。
黒タグ
タグもパシャリ。中国で作られているようですね。
USAカラー
今回は、USAカラーを購入しました。
1stカラーの黒緑を購入しようと思っていたのですが、ボヤボヤしてたらサイズが無くなってしまったので…。
まぁ、USAカラーもカッコよいのでいいですけどね。
本来であれば、2020年夏の東京オリンピックにてUSA女子代表が着用するカラーだったようですね。
タンに記載されている84・10・8の数字は、これまで84名のプレイヤーがUSA代表に召集され、10大会で8個の金メダルを獲得していることを表しているそうです。
ヒールに★マークもあります。アメリカと言えば、星条旗ですからね。
フルレングスリアクト+ズームエア
クッションには、フルレングスのリアクト+フォアズームエアを搭載。
3層のリアクトフォーム
リアクトフォームは、3層で構成されています。ミッドソールに2層+ソックライナーという3層構造です。
それぞれのレイヤーが軽量かつ、反発力に優れているため、試合終盤までプレイヤーに必要なエネルギーリターンをもたらせてくれます。
ソックライナー部分もリアクトで形成しているのは、すごいですね。
KDやPGでもそうですが、足とクッションの間の素材をできるだけ減らし、クッションの効果を最大限引き出してくれるような仕掛けです。
素材が減れば軽量化も期待できますので、良い取り組みかと思います。
フォアフットにズームエアを搭載
フォアフットには、ズームエアポッドを2個搭載しています。
左右に独立した、LEBRON 17と同様のタイプになりますね。
リアクトはクッションには優れますが、反発性という面ではズームエアの方に分があるのでしょう。
そのため、フォアにはズームエアを搭載し、踏み込んだ際の反発力でプレイヤーを力強くサポートしてくれるはずです。
アキレス腱を保護するパッド
ヒール部分には、厚めのパッドが装着されており、アキレス腱周辺を保護する役割をしてくれます。
ここまでガッツリの保護パーツは、最近のバッシュでは珍しいですね。
軽量なアッパー
アッパーは、ニット素材を用いた軽量な素材となっています。
十分な強度と軽さを兼ね備えた、最近のバッシュでは当たり前の素材になりました。
Zoom BB NXTの重さ
26.5cmで427gとなります。
フルレングスのリアクト+ズームエアを搭載した割には、軽量かと思います。
Zoom Freak 2は360gでしたので、正直に言うともっと軽いバッシュはたくさんあります。
それでも、ここまでのクッションを搭載しているZoom BB NXTですから、簡単には比較できないですよね。
個人的には、クッションの割には軽量に作られているなと感じます。
Zoom BB NXTを試着
Zoom BB NXTを試着してみようと思います。
SNS上で見かけたコメントをいくつか見て、グローバルモデルのいつものサイズである26.5cmを購入。
試着には、ナイキのエリートソックスを着用しています。
26.5cmを試着
うーん、履けないことはありませんが、想像していたよりも窮屈かも…。
EPモデルがあれば、絶対EP選んでる感じ。
かと言って、27cmを選べば少し大きい予感のする絶妙なサイズ感。
とりあえずは26.5cmで着用してみて、甲回りの素材が馴染んでくれることを祈ります。
中国ではEPモデルが展開されているみたいなので、国内もEPが良かったなぁ…。
見た通り厚底のフォームで、少し違和感を覚えるかなと思っていましたが、個人的には全く問題ありませんでした。
実際にプレイに使用すると、また違う感想が見えてくるのでしょうか?
着用イメージ
赤とネイビーのUSAカラーは、どのモデルでも鉄板というか、ハズレがありませんね。
Zoom BB NXTのUSAカラーも、期待通りの格好良さです。
気になるのは、NBA選手でも着用しているのをあまり見かけませんね。ウィザーズのビールが、練習で着用しているのを見たくらいです。
まとめ
ナイキより新たに発売されたZoom BB NXTは、3層のリアクトクッションを用いた、重厚なクッションが特徴の1足。
陸上界では、NEXTの名を冠した厚底ランニングシューズが席巻しておりますが、バッシュはどうでしょうか?
あそこまでのゲームチェンジャーなモデルではないかもしれませんが、フットウエアにおいて常に革新を求める、ナイキらしいワクワクを感じられるモデルとなっていると思います。
08年の北京オリンピックでは、あの名作Hyperdunkが登場しました。
コービーの活躍とともに、のちのHyperdunkシリーズの礎を築くこととなります。
Hyperdunkと同様に、オリンピックイヤー(だった)にリリースされたZoom BB NXTが、今後のナイキのバスケットボールシューズの礎となるのか、期待したいところですね。
他のバッシュとのサイズ比較一覧
Zoom BB NXTは26.5cmと記載していますが、EPモデルがあればEPを所望したいところ…。
幅広な方は少し要注意かもしれません。