
フリーク 1のサイズ感をレビュー
ナイキのズーム フリーク 1を購入していたので、サイズ感をレビューします。
18-19シーズンにNBAのMVPを獲得した「ヤニス・アデトクンボ」の最初のシグネチャーモデルですね。
シグネチャーモデルが発売される前に、MVPを獲得してしまう珍しいケース。
MVPを獲得した昨シーズンは、「KOBE 4 PROTRO」や「KOBE A.D」などのバッシュを多く着用していましたね。
フリーク 1を履いている今シーズンも、チームをリーグ首位に導き、アデトクンボ自身もモンスタースタッツを残しています。(※2月24日時点で平均30.0得点・13.6リバウンド・5.8アシスト)
怪我もなく、チーム成績も大崩れしない限り、2シーズン連続のMVPは堅そうですね。
そんなアデトクンボの最初のバッシュ ズーム フリーク 1のサイズ感を評価します。
バッシュとしてしっかりとレビュー出来れば良いのですが、じっくりとパフォーマンスを味わえるほどバスケが出来ないので、かんたんなサイズ感のレビューとなります。
フリーク 1をボックスから開封
シューズボックス

白を基調としたシンプルなシューズボックス。アデトクンボのロゴが端にプリントされています。
ヤニスの出身国であるギリシャ国旗の色をモチーフにした、鮮やかなブルーが印象的です。
アデトクンボのイニシャルのGとAを組み合わせた、ミニマルでカッコいいロゴだと思います。

このロゴにも細かいメッセージが込められており、
①三角形は最も強力な形で、ヤニスの強さを表現します。この形はギリシャの古い建築にも繰り返し使われています。
②迷路のようなスペースはグリークキー(雷文模様)のインスピレーションを用いたもので、ヒーローの曲がりくねった道のりも表現します。
③AはGよりも大きくしたのは、ヤニスが自分よりも家族を大切にしていることを意味しています。
④角を落として左右非対称にしています。これは「奇抜なギリシャ人」(The Greek Freak)の愛称のとおり、ヤニスが一風変わった存在であることを示めしています。
⑤GとAの文字を絡み合わせ、ヤニスと家族のつながりの強さを表現します。いずれの文字が欠けてもロゴは成り立ちません。
とそれぞれ意味が込められているのですね。
フリーク 1のデザイン
家族の絆を随所にデザイン

アデトクンボが生まれる3年前、アデトクンボの両親はまともな職がなく生活が困窮すると、ナイジェリアに長男を残しギリシャへ渡ることを決意します。
そして、ナイジェリアからギリシャへ渡った後は、異国の地で移民の子として国外退去に怯えながら日々暮らしていたといいます。家族や本当に親しい知り合いしか信用できない。そんな境遇で暮らしていたからこそ、家族の結束は自然と強固なものへとなっていったそうです。

このような背景があるため、アデトクンボの最初のシグネチャーモデルは、家族の絆が至る所にデザインされています。
アウトソールには父への想い

アウトソールには、3つの大きなバラがデザインされています。
心臓発作により、既に亡くなってしまったアデトクンボのお父さんが大好きだった花だそうです。

アウトソールには「I Am My Father’s Legacy」と刻まれ、父への想いがアウトソールには溢れています。
アデトクンボも、「一歩踏み出すたびに、父が支えてくれている気がするんだ。」と語っています。
サイドパーツは母の包容力を表現

アウトソールからサイドへ包み込むように配置されたアウトリガーは、ヤニス含む4人の兄弟を育てた母の包み込むような包容力・愛情を表現しているのだそうです。

補強パーツは兄弟の絆

シューレースの根元部分にある4本の補強パーツは、4人の兄弟の絆を表現しているそうです。

ギリシャ国旗からインスパイアされたロゴ

ヒールには、アデトクンボの背番号34が刺繍されています。
この34のデザインは、アデトクンボの出身地、ギリシャの国旗をモチーフにしています。

こちらの方がわかりやすいですね。シューズボックスの裏側にプリントされています。
34とギリシャ国旗を組み合わせる。そんな発想が出てくるデザイナーに脱帽してしまいます。
目を引く特大スウッシュ

デザインとして大きな役割を果たすのが、サイド部分に大きく配置されたナイキのスウッシュ。
スウッシュの形状とともに、ヒール部分のミッドソール形状もスウッシュの形に沿って形成されています。
TPUなどの強化部品で作られているわけではありませんが、かかとを固定する働きをしてくれると思います。
名作映画からインスパイアされたカラー

こちらのカラーは、エディー・マーフィー主演の「Coming to America:邦題( 星の王子 ニューヨークへ行く)」をモチーフにしたカラーリングのもの。
レオパード模様のアッパーとゴールドのスウッシュでカラーリングされています。
一見派手に見えがちですが、そんなことも無く、上品な雰囲気を纏っています。

余談になりますが、エディー・マーフィー主演のこちらの映画は、非常に良い作品なので、ご覧になられていない方はぜひ。
コメディかつ王道ラブストーリーな作品。
僕が生まれる前の作品なのですが、子供のころから好きな作品のひとつです。
2020年8月に約30年ぶりの続編が公開されるようで、それのプロモーションの役割も兼ねているのでしょう。
こういう所にも、ナイキのプロモーションの引き出しの多さを感じますね。
フリーク1のスペック
ローカット

フリーク 1を着用する以前から、コービーのシグネチャーモデルを着用することが多かったアデトクンボ。
ローカットなバッシュが好みのようで、その意見が最初のシグネチャーモデル フリーク 1にも反映されています。
フリーク 1もご覧の通りカットは低め。ドライブを多用し、運動量の多いヤニスはカットが低い方が邪魔にならないのでしょう。
ダブルスタックズームエア

クッションは、ヒールのみダブルスタックズームエアという珍しい仕様。そこまで大きくない長方形のズームエアバッグが、縦に2枚重ねられています。
技術的には、もっと最新テクノロジーをつぎ込むことができるのでしょうが、現地$120程度の価格設定です。
最初のシグネチャーモデルですから、機能を抑えつつ手の出しやすい価格で発売したのでしょう。
ミッドソールにはファイロン素材

ミッドソールにはファイロン素材が使われています。アデトクンボが好んだコービーシリーズも、フォアフット(前足部)にはズームエアが入っていないモデルが多いので、それを踏襲したのでしょうか。
アッパー素材はエンジニアードメッシュ

アッパー素材はエンジニアードメッシュ。軽量かつ耐久性に優れたメッシュ素材です。
フリーク 1の重さ

重さは、26.5cmで342g。軽量な部類ではないでしょうか。
ここ最近のバッシュは本当に軽くなりましたね。バスケットボールは運動量が多いですから、シューズは軽い方が良いはずです。
フリーク 1を試着
日本ではグローバルモデルで販売
日本で販売されている「FREAK 1」は、幅広のEPワイズではなく、通常の幅のグローバルモデルとして販売されています。
中国ではEPモデルで販売されていますので、EPモデル自体は作られています。
- BQ5423( EPモデル )
- BQ5422( グローバルモデル )
が品番になりますね。
日本ではグローバルモデルの販売という、レブロン17と同様のパターン。
グローバルモデルは26.5cmを着用することが基本なので、それに沿って26.5cmを購入しました。
26.5cmを試着

試着には、いつもバスケで使用するのと同じく、ナイキのエリートソックスを使用しています。
まずは、右足から。

つま先の部分も程よい締め付け感で、通常のグローバルモデルのサイズ感ですね。

左足も履いてみましたが、特に違和感なく。店頭で試着しても、26.5cmのマイサイズで購入してると思います。
まとめ

EPモデルではないグローバルモデルとして販売されているフリーク 1。サイズ感は標準的な幅の広さかなと感じました。
日本では14,300円で販売されており、シグネチャーモデルとしては安価な部類。
カラーリングによっては、10,000円を切る価格でセールされているのも見かけるようになってきました。
軽量かつ癖のない履き心地なので、部活プレイヤーにもオススメだと思いますね。
他のバッシュとのサイズ比較一覧
ここ最近購入したバッシュのサイズチョイスは下記になります。

ナイキのグローバルモデルとして、標準的なサイズ感だと感じました。

ちなみに、私の足の大きさはこんな感じです。
ZOZOMATで測定したので多少の誤差があるかもしれませんが、ご参考までに。